離婚慰謝料請求する際の慰謝料の金額の相場や目安が知りたいです。
所得(収入)等によって違うと聞いた事があります。

対策@ 離婚慰謝料請求について

離婚慰謝料とは、離婚原因を作った相手に精神的・肉体的な苦痛に対して要求する損害賠償になります。
また性格の不一致や親族との折り合い等、どちらにも責任があったり責任の確定が難しい場合は、程度の割 合によって金額が変動します。 財産や収入によって、金額が変わる場合もあり、明らかに酷い状況(暴力が頻 繁にあったり、人間性を疑うような行動)であったり、 婚姻の生活が長ければ長いほど、金額は高くなる傾向に あるとされています。 また慰謝料自体は金額だけで支払うわけではなく、中には土地といった資産価値がある もので支払うケースもあります。

但し、離婚慰謝料請求はいつでも相手に請求出来るものではありません。離婚についてどちらに責任がある のか、 またどちらの責任が重いのかが重要になってきます。

●請求可能な場合

・相手が不貞行為をした
・相手が暴力を働いた
・悪意の遺棄

●請求出来ない場合

・性格の不一致
・相手方の親族等との折り合いが悪い
・宗教上の理由

また慰謝料には時効が存在し、請求するにあたって3年(不法行為による損害賠償請求権の消滅時効)になります。 どの時期から3年かというと、「相手が有責と判断されて離婚を命ずる判決が確定、もしくは離婚が成立した時」からになります。

対策A 離婚慰謝料の金額や目安

離婚の際に支払われる慰謝料は 0〜400万円 の間が多くなります。
特に 200〜350万円 の間くらいが多い ケースになります。
慰謝料の額は、その夫婦の離婚原因や支払う側の状況、支払能力等によって異なります ので、あくまでの目安として知っておくと良いでしょう。浮気慰謝料の金額分布としては、

・なし 30%前後
・100万円以内 10%前後
・200万円以内 20%前後
・300万円以内 20%前後
・500万円以内 15%程度
・500万円以上 2〜3%程度

というような割合になります。但し、経済状況、離婚までの経緯、浮気の原因、その行為が故意か過失か、 その時受けた傷の様子や度合い、責任の割合、婚姻期間、慰謝料請求側の年齢・性別、子供の有無、 夫婦の資産や収入、生活能力、健康状態等によって大きく変動する部分ですので、あくまでも目安と考える必要があります。

また夫や妻だけではなく、浮気相手の男性、浮気相手の女性に対しても、慰謝料請求は行えます。
但し、相 手が結婚している事実を一切知らなかった場合や、婚姻関係にはあるものの、夫婦関係が破綻しているような 夫婦に関しては、慰謝料の請求を行っても、通らない事のほうが多くなります。愛人に対する慰謝料の相場は、 100万円〜多くても200万円程度にとどまっています。

対策B 離婚慰謝料請求に備える

浮気(不貞行為)を相手が素直に認め、提示した額の慰謝料の支払いを約束すれば問題はないのですが、 重要な注意点として、浮気を認めたからといってもいざ慰謝料請求の話をしたら、請求された浮気した人間も、 インターネット等で額について勉強し、その時に支払う責任があるかどうかも知りますので、そこで、「男女の 関係はなかった」と言えば発生しない事に気づき、一度は口頭で認めたものの、「そういう関係は一度もなか った」、「そういった方が離婚してくれると思ったから」等修正してくる場合もあります。

日本は証拠が全てでもありますので、「浮気された=男女の関係があった」という物的証拠(ホテルや部屋の 出入り写真等)がなければなりません。浮気の証拠とは、一般的にはラブホテルへの出入り写真、お互いの 家に出入りしている写真、泊りでの旅行に行っている写真等があげられます。これらの証拠を持ち合わせて いた場合には、相手が浮気の事実を突っぱねてきても安心して慰謝料の請求が行えます。

まずは、パートナーや浮気相手の性格を考慮して、慰謝料をしっかりと支払うだけの流れを作る事です。理想的な対応策としては、やはり浮気の証拠を探偵に依頼される等して浮気現場を撮っておく事です。その証拠は通常3年間有効とされます。浮気された時は精神的に追い込まれ熱くなってしまうものですが、慰謝料をしっかり取る事でも、夫婦でこれからもやっていく方向でお考えであっても、冷静になり今後のビジョンをしっかりする事です。

慰謝料の支払い方法・約束(取り決め)や金額に関しては、書面や公正証書に残しておく事が重要となります。浮気(不貞行為)の証拠が揃わない場合、不貞行為(浮気)が認められず、慰謝料が請求出来ない可能性がありますのでご注意下さい。

●離婚慰謝料請求に備える為、浮気の証拠をおさえたい   費用 6万〜

対策C 離婚慰謝料請求を行う前に

離婚慰謝料を請求する事自体は特に難しい問題はありません。
但し、どんなに感情的になっていても、脅し や脅迫をする事は避けて下さい。
示談を前提とした慰謝料請求は金額に上限はありませんし、定められたや り方がある訳ではありませんので、ある意味自由な請求が行えます。

またパートナーやその浮気相手がすんなり慰謝料の請求に応じるケースもあり、そのような場合は特に浮気の 証拠は必要はありません。例えば浮気をした夫も、その愛人も浮気を認め、こちら側が提示した金額を示談 交渉によって支払うと言ってきた場合、浮気の証拠は使わないからです。

●大切なのは浮気された側が、「これからどうしたいか?」になります。

感情的になり、本当は欲しくもない慰謝料を請求した所で後悔すると共に、崩したくないパートナーとの関係が ボロボロになってしまう事も多々あります。慰謝料請求された相手は自分が浮気したにも関わらず、躍起になっ て慰謝料請求をしてきたとして、冷めた目で見てくる可能性もあります。そうなると請求された相手は、「慰謝料 =離婚」と考え、請求したあなたは夫婦関係をやり直すために制裁として行ったはずでも、結果自分自身を苦しめる事になってしまいます。

もし浮気されても、それをやめさせて夫婦関係の修復をしたいと願っているのであれば、お金での揉め事は避け るべきです。数百万円の慰謝料をもらったところで心は何も満たされません。

離婚慰謝料請求は、「これからどうしたいのか?」をよく考え、見極めてから行うべきなのです。

●離婚慰謝料請求を回避し、夫婦としてやり直したい   費用 100万〜200万